第27回 日本精神医学史学会

202 4(令和6)年

10月26日(土)27日(日)

於 龍谷大学大宮学舎

〒600-8268 京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1

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第27回日本精神医学史学会のお知らせ

この度、2024年(令和6年)10月26日(土)・27日(日)の2日間にわたって、京都市の龍谷大学キャンパスを会場として、第27回日本精神医学史学会を開催することになりました。精神医学史の素人が主催するという前代未聞の大会に眉を顰められる会員も少なくないはずで、「無知ゆえに無理」ではないかというご懸念はもっともなれど「無知ゆえに無茶」ができるという強みもございます。決して当学会の汚点にならぬよう留意しながらも慣例にとらわれない趣向の変わった大会にしたいと考えております。

 本大会のテーマは「構想力でとらえる精神医学―挑発的ディスクールの乱舞」であります。精神医学史研究にとって文献学的ないし考証学的研究は確かに重要です。ただ、歴史を時系列に沿って正確に追うだけでは見えてこない真理もまた存在し、例えば時間軸では事象Aが事象Bに先行しているのに論理的にはBがAに先行しているという構造連関を浮き彫りにするには歴史の言わば「無意識」に光を当てる必要があります。眼光紙背に徹する構想力を存分に発揮して精神医学史の新たな風景を描くことが大会の眼目です。大御所の格調高き教育講演に襟を正しての拍手喝采も悪くありませんが、通説を一刀両断する挑発的ディスクールの乱舞により跌蕩放言・甲論乙駁・侃々諤々で大会が荒れるのもまた一興と存じます。予定不調和を目指して2つの特別講演と2つのシンポジウムには正統派を憤慨させかねない危険な演者を招聘しておりますのでご期待下さい。

大会運営は時流に抗い完全アナログ式といたします。WEBによる事前登録はなく、すべて現地登録かつキャッシュ支払いのみでございます。デジタルは便利な反面、バグなどの機器・通信トラブルが生じるたびにひどく難儀するのみならず、出費もかさみます。2022年第45回日本精神病理学会「挑発する精神病理学-満漢全席への招待」で散々懲りました。現地にて参加登録用紙にご記入いただきキャッシュでお支払いいただくという昭和の郷愁を誘うレトロな大会も精神医学史学会には似合う気がいたします。

 秋深まる古都にて多くの皆様のご上洛をお待ちいたしております。

2023年11月11日

2024年第27回日本精神医学史学会

大会長 芝 伸太郎(特定医療法人福知会もみじケ丘病院 病院長)

副大会長 須賀 英道(龍谷大学短期大学部社会福祉学科 教授)